「ホモ・デウス」とは、「神のヒト」という意味。
私は、この本を読んでないですが、要約を読むと、人間は神に成る必要が有ると言う本のようです。
確かに、遠い将来の事を考えれば、人間は神に成るしか生き残る道は有りません。例えば太陽は永遠ではないです。太陽もいつか死にます。太陽が死んで、なおも人間が生き残るには神に成るしかないでしょう。
さらに言えば、宇宙ですら永遠では有りません。宇宙も死にます。宇宙が死んで、なおも人間が生き残るには、神に成るだけではダメで、神よりも偉大なもの、神を超越したものに成る必要が有ります。
では人間が神よりも偉大なるもの、神を超越したものに成るにはどうしたら良いでしょうか?
我々は歴史から学ぶ必要が有ります。古代エジプトの王、ファラオは神でした。例えば有名なツタンカーメンです。
当時のエジプト王は「生き神様」でした。ツタンカーメンの正式名称は「トゥトアンクア・メ・ン・」(「アメン神の生ける似姿」の意)です。
つまり、我々もツタンカーメンのように神に成る必要が有るのです。
ツタンカーメンは、これまでの一神教から多神教に戻した。この信仰復興により、混乱していた世の中は静まりを見せた。と言う事です。現在、世界が混乱しているのは、紀元前1300年頃のエジプトと同じです。
何故、混乱しているのか言うと、一神教に原因が有ります。キリスト教やイスラム教などの一神教が世界を混乱させている事は、誰でも知っている事です。従って、我々は生ける神、ツタンカーメンに習い、一神教から多神教に戻さなければ成りません。
そもそも、人類が全て神に成るには多神教でなければ神に成れません。我々は神に成る事によって、聖書やコーランに書かれてある事を否定する事ができるのです。
聖書やコーランを恐れるのは、それが神の言葉だからです。しかし我々が神に成れば、聖書やコーランに書かれてある事を恐れる必要は有りません。そうして我々はキリスト教やイスラム教の神よりも偉大な神に成る事ができるのです。
例えば、世界で同性婚が禁じられている理由は、聖書やコーランで禁じているからです。従って、人類すべてが偉大なる多神教の神に成るには、聖書やコーランが禁じている同性婚を認める事で、人類は一神教を否定し、偉大なる多神教の神に成れるのです。
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ツタンカーメン(紀元前1341年頃 - 紀元前1323年頃)は、古代エジプト第18王朝のファラオ。厳密な表記では、トゥトアンクアメン。
両親
ツタンカーメンの父はアクエンアテン、母は父親の実妹である若い方の淑女。
ツタンカーメンをはじめとする、新王国時代の王族と考えられる人々のミイラの遺伝子解析が行われた。
鑑定の結果、KV55に埋葬されている人物は35歳から45歳ほどで死亡したことがわかり、碑文の内容とも合わせて、確かにアクエンアテンであり、ツタンカーメンの父親であることがほぼ確定した。
アクエンアテンがツタンカーメンの父親である可能性は、99.99999981%であったという。膝と腰に関節炎を患っていたことが判明した。
また、KV35から発見された名前不明の女性のミイラKV35YL(若い方の淑女)は、ツタンカーメンの母親であるだけでなく、KV55のミイラの妹であることも判明した。
しかし異説もあり、マーク・ガボルデ(en)やエイダン・ドドソン(en)などの一部の研究者は、ツタンカーメンの母親は若い方の淑女ではなく、ネフェルティティであると主張している。彼らはサンプルの古さや汚染の可能性を考えてDNA鑑定の正確性を疑問視し、鑑定結果に不確実性が含まれているのではないかと別の解釈を行った。彼らの解釈では、遺伝子に関係があるのは、彼らが兄妹であることが理由なのではなく、3世代以上にわたる近親交配の結果であり、ネフェルティティはアクエンアテンの従兄妹であるというようにも取れるとしている。
ツタンカーメンは王になると、異母姉のアンケセナーメンと結婚した。
ツタンカーメンは8歳から9歳の時に、「神の父(it netjer)」の称号を持つ宰相アイと将軍ホルエムヘブの下で王位に就いてファラオとなった。
古き信仰への回帰
ツタンカーメンは、アクエンアテンの時代には、唯一神アテン信仰が説かれていたため「トゥトアンクア・テ・ン・」と名乗っていたが、テーベの守護神であるアメン の伝統的な信仰を復活させ、「トゥトアンクア・メ・ン・」(「アメン神の生ける似姿」の意)と改名した。
彼は主神をアテンからアメンに変え、これまでの一神教から多神教に戻した。この信仰復興により、混乱していた世の中は静まりを見せた。
人間が神よりも偉大なるもの、神を超越したものに成るにはどうしたら良いでしょうか?
ホモデウス(人間は神になれるのか?)ユヴァル・ノア・ハラリ著