水野和夫 法政大学教授 経済学者「全人類が、欧米や日本並みの生活を維持できる人口は23億人が限界。しかし、現在の人口は80億人であり、既に多過ぎである。ヨーロッパの先進国の人口増加率は、百年間で0.5%であり、日本は1%である。つまり、日本の現在の出生率はヨーロッパの倍であり、少子化対策など不要である」
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しかし、だからと言って、後進国が先進国に「もう、お前ら、子供を作るの止めろ」と言われて応じるはずがありません。そもそも、先進国の日本からして、少子化対策だ言うて、人口増加政策を実行しているではないですか?
そんなんで、どの面下げて、後進国に「もう、お前ら、子供を作るの止めろ」と言えますか?
その矛盾を表したのが、フランスの内戦級の大暴動なのです。暴動を起こしているのは北アフリカから移民して来た貧しい人たちです。要するに、これは昔から有る階級闘争なのです。
つまり、限られた資源の奪い合いなのです。ウクライナ戦争だって、結局は「ウクライナの穀倉地帯」という資源の奪い合いではないですか?
人間は誰もが、先進国のような豊かな生活がしたいのです。しかし、それは数学的に不可能なのです。全人類が、欧米や日本並みの生活を維持できる人口は23億人が限界。しかし、現在の人口は80億人であり、既に多過ぎだからです。
必然的に、限られた資源の奪い合いに成ります。これは人類が何万年も前から、繰り返し行って来た事です。つまり、戦争の時代に突入したと言う事ですよね?