一票の格差に反対のブログ

民主主義のブログです。

日本の選挙制度がダメなのは、選挙妨害の自由を認めながら、戸別訪問の自由を認めていない事だ

欧米の選挙でも、選挙妨害は有る。違いは、欧米の選挙は日本の選挙よりも自由な事だ。日本の選挙がダメなのは、選挙妨害の自由が有る事ではない。選挙妨害の自由は有って良い。同様に、選挙の自由も認めるべきだ。

例えば日本は戸別訪問を禁止している。欧米の選挙では戸別訪問も自由だ。
戸別訪問は、特定候補者への票の依頼などを目的として、個人の居宅や会社・工場などを訪れることを指します。この行為は、日本では公職選挙法で禁止されています。

欧米諸国の事例:
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどの先進国では、戸別訪問には一定の規制があるものの、基本的には許容されています。欧米諸国では、候補者側と有権者が直接話し合える貴重な機会として戸別訪問が評価されています。

戸別訪問のメリットとデメリット:
メリット:候補者と有権者が直接意見交換できる。有権者は候補者の政策や人物を知る機会になる。

デメリット:買収の温床となりやすい。公正な選挙を阻害する不正行為を誘発する恐れがある。

日本における戸別訪問:日本では、公職選挙法により戸別訪問が禁止されています。戸別訪問は、公正で自由な選挙を維持する目的で禁止されています。

総合的に見ると、欧米諸国では戸別訪問は選挙運動の中心的戦術とされており、候補者と有権者との意思疎通手段として重要視されています。

日本の選挙制度がダメなのは、選挙妨害の自由を認めながら、戸別訪問の自由を認めていない事だ。もちろん、戸別訪問にはデメリットも有るが、それを言うなら、選挙を禁止するしかなくなる。選挙を認める以上、欧米のような戸別訪問のデメリットも受け入れるべきだ。デメリットを否定したら選挙は成り立たない。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/d075890141896a …
過去のお粗末な司法判断が影響、衆院東京15区補選の妨害行為 選挙制度が崩壊した国家の「末路」

4月28日に投開票が行われた衆院東京15区補選をめぐって各候補者への妨害行為が相次いだことが大きな話題となった。

今回のような異常な事態を生み出す原因となったのが、安倍晋三元首相への左翼によるヤジ攻撃だったのではないか。

重大なのは、安倍氏への演説妨害を、裁判所が「表現の自由」と認めたせいで、公然たる妨害行為が野放しとなっている。警察が及び腰になるのは、わが国のお粗末な司法判断が影響しているためで、同様の事態が続けば、まともな選挙活動ができなくなってしまうだろう。

そこで、この機会に見返してもらいたいのが、「デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング」と「時代革命」というドキュメンタリー映画だ。

両作品には、2019年に香港を揺るがした200万人に及ぶ「民主主義を守れ」と訴えたデモが映し出されるが、人々の必死な叫びを圧殺する香港警察の暴力行為がすさまじい。

香港ではこれ以降、それまで何とか維持してきた民主的な選挙制度が事実上消滅してしまったと言っても過言ではなく、今では中国共産党のお墨付きの人物しか議員にはなれない。

そもそも世界の共産党は、選挙に基づく議会制度を「資本家による階級支配を覆い隠すもの」として否定してきた。ロシア革命時の武装蜂起や中国革命でも繰り返された粛清などの民主主義否定の歴史を想起すべきだ。

東京15区で起きた公然たる妨害活動は、民主的な選挙制度を根底から崩してしまいかねない危険な行為である。選挙制度が崩壊した国家がどのような道をたどるのか。