地雷も同じですが、クラスター爆弾の問題は、不発弾が戦争が終わった後も残り、民間人に被害をもたらす事です。たいていの戦争は2~3年で終わるので、使用して3年くらいしたら、爆発する機能が無くなるような設計にすれば良いのです。
具体的には、火薬の回りを薄い鉄板で作る事です。そうしたら鉄板は錆びるので、水が入り込み、火薬が湿って、爆発しなく成ります。
もちろん、爆弾の保管中や、使用前に爆発しなく成っては困るので、使用前は周囲を二酸化炭素で封印して酸素を絶ち、錆びないようにしておきます。そうして使用直前に、その包装を破り外気に晒して、薄い鉄板が錆びるようにして、3年ぐらいで爆発しなくなるようにすれば良いのです。
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米 ウクライナへのクラスター弾の供与を発表
7/8(土)
アメリカ政府はウクライナ軍の反転攻勢を支援するため、殺傷力の高いクラスター弾を供与すると発表しました。
バイデン政権は不発弾によって民間人に被害をもたらす恐れのあるクラスター弾の供与にこれまで慎重な姿勢をとってきましたが、苦戦が続くウクライナ軍の反転攻勢を支えるため、ロシア軍の塹壕(ざんごう)への攻撃に有効だと判断し、供与に踏み切りました。
国防総省 カール次官:「ロシアは侵攻開始以来、ウクライナの攻撃にクラスター弾を無差別に使ってきた。一方、ウクライナは自国の主権と領土を守るために、クラスター弾を求めている」
国防総省はロシアがウクライナで使ったクラスター弾の不発率は3割から4割なのに対し、アメリカが供与するのは不発率が2.35%以下のタイプに限定するとしています。
また、民間人が住む都市部ではクラスター弾を使用せず、戦闘で使った場所では記録を残して後で原状回復を進めやすくすることについて、ウクライナ政府から確約を得たとしています。