木村隆二は、このまま生きていても、何ら世の中に名を残す事も無く、只、無意味に人生を送るより、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬も有れ」の気持ちで、テロを起こしたのではないでしょうか?
要するに、今の日本に絶望していたのだと思います。何故なら、木村隆二は、一度は、こんな日本ではいけない、何とかしようと政治家に成ろうと決意したのですが、供託金の壁に阻まれ、立候補すらできませんでした。
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供託金
日本 300万円
イギリス 8万円
カナダ 10万円
ニュージーランド 2万4千円
アメリカ合衆国・フランス・ドイツ・イタリアなどは、選挙の供託金制度がなく、フランスに至っては、上院4千円、下院2万円の供託金すら批判の対象となり、1995年に供託金制度が廃止されている。
日本国憲法第44条では、国会議員の立候補にあたって財産又は収入によって差別してはならないとしており、日本の供託金制度はこれに違反している。