一票の格差に反対のブログ

民主主義のブログです。

最高裁は数学の何たるかを知りませんね?


日本の裁判官は日本国民の代表ですから、日本の裁判官が叩き潰されたと言う事は、日本国民が叩き潰され、大恥を掻かされ、面子丸つぶれにされたと言う事ですよね?

一国の国民が大恥を掻かされたのですから、これほどの大恥は数学の歴史始まって以来の事ではないでしょうか?

日本国民に人類の歴史始まって以来の、数学的大恥を掻かせた裁判官と、そのバカ裁判官を任命した自民党政府の責任は逃れられませんね?

2022年7月の参議院選挙の一票の格差最高裁判決が、2023年10月18日にやっと出ましたが、15名の最高裁裁判官の内、違憲判決を出したのは、3名だけでした。

【三浦守裁判官の意見】3倍を超える投票価値の不平等は、一人一票という基本原則に照らし、決して看過できない。違憲の、著しい不平等である。

【尾島明裁判官の意見】3倍の不平等は、違憲であり、著しい不平等である。

【宇賀克也裁判官の意見】最大格差が3倍を超える選挙区が3選挙区有り、その有権者数は全有権者の20%を超えている。一票の価値の不平等は憲法上許容される範囲を超えている。そして、その説明も無い。憲法違反であり、選挙は無効である。

これに対して、12名の裁判官は、3倍の不平等は、合憲と判決したのですから、これら12名の裁判官は、1=3 を主張している事に成ります。何故なら、そう考えないと合憲という結論には成らないからです。憲法は差別を禁止しているからです。

さらに最高裁は、最高裁裁判官の多数決により、最高裁判決を出しましたが、今回の判決は、この最高裁判決の正当性も揺るがしています。

何故なら、最高裁判決が正しいとする根拠は、格差の無い一人一票の多数決が正しい事に根拠を置いて、裁判官の多数決で最高裁判決としているからです。

しかし、今回、最高裁自身が、格差の無い一人一票の多数決の正しさを否定したのですから、最高裁判決も疑義が生じる事に成ります。つまり、これは数学が禁じている所の、論点先取りの誤りです。

つまり、最高裁裁判官は「自らが立脚している所の、足場を自ら叩き壊した」のです。これは自らが乗っている木の枝を、自ら切り落としたようなものです。後は、木の枝と共に落ちるしか有りません。