イタリアは「嫌いな科目は勉強しなくても済むシステム」で、何を受講するか、自分で考えなければなりません。つまり、好きな科目は多く受講できると言う事です。
さらに、子供達が自主的に授業態度を改め、学習しないと卒業できないシステムなので、日本のように子供を甘やかしてないです。
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イタリアの小学校で学ぶ教科は、イタリア語、数学、理科、地理、歴史、体育、芸術、音楽、英語、宗教が必修となっています。宗教は任意です。
イタリアには基本的に塾がありませんが、その理由は小学校教育からの宿題の多さにあります。宿題がとても多いことはイタリアの学校教育の特徴の一つですが、添削の苦労は日本の先生とは違います。
なぜなら宿題のチェックは、授業中の口頭試問によって行っているからです。
尚、午後にも授業のあるフルタイムの小学校では、午前中で終わってしまう小学校に比べて宿題の量が少なくなっています。
もし落ちこぼれたら?
教育に関心のある家庭で子供が落ちこぼれた場合は、イタリアでもさすがに家庭教師をつけるのが一般的です。
ただしオールマイティな学力を求める日本の教育と違い、子供の好き・嫌いや適性に合わせて進学できるように、高校の選択肢がたくさん用意され、「一芸に秀でる教育」が行われています。極端に言えば、嫌いな科目は勉強しなくても済むシステムなのです。
またイタリアの授業は本当に先生によるので、いい先生のいる学校に子供を入学させたり、もし先生と合わない場合は親が迷わずクラスを変えたり、場合によっては転校させたりもします。
成績表と学力テスト
イタリアの小学校の成績表
小学校の成績表は10段階評価。学習態度も成績につきます。
さらにイタリア語と算数の教科については、Invalsi(国立全国学校システム評価研究所)によって2年生と5年生に全国共通テストを(通常5月に)実施し、生徒の学習到達度のみならず、各学校のレベルやシステムを評価するために行われています。
卒業させない!?イタリアの中学校
イタリアの中学校
中学校は義務教育だからと安心ばかりしていられません。イタリアの中学校(Scuola secondaria di primo grado)では、授業態度や成績が悪いと落第する可能性があるからです。
また、高校へ入学手続きをするためには中等学校修了証が必要ですが、これを授与されるには3年生の終盤に行われる卒業試験に合格しなければなりません。
つまり、子供達が自主的に授業態度を改め、学習しないと卒業できないシステムなのです!
半日だけ!?授業時間
中学生になると、授業は半日になります。基本的に学校の運営は、各学校に任されているため、週の授業日数や授業時間については学校ごとにまちまちですが、大抵、月曜日から土曜日までの週6日授業があります。
週5日の所もありますが、その場合、1日の授業時間が1時間ほど長くなり、通常13時半位までの授業が14時半に終わります。
第二外国語が必修!授業科目
授業科目は、イタリア語・数学・理科・歴史・地理・技術・芸術・音楽・保健体育・英語など。さらにフランス語・スペイン語・ドイツ語などが第二外国語として必修科目になっているのが日本の中学校とは違う特徴です。宗教の授業に関しては任意です。
学習態度も評価科目の1つになっています。
課外活動としては、音楽や理科実験、外国語の歴史や文化を学ぶプロジェクト、あるいは英語検定の準備などが保護者の賛同のもとに行われています。
学力テスト
中学校でもInvalsi(国立全国学校システム評価研究所)が行う、イタリア語と数学の全国共通テストがあります。
中学では3年生のみに課されていて、毎年6月に実施されています。
口述試験もある!卒業試験
卒業試験には筆記試験と口述試験があります。成績は10段階評価で、6以上が合格となります。
筆記試験は、イタリア語・数学・英語・第2外国語(フランス語、スペイン語、ドイツ語など)。
口述試験は生徒1人につき約30分間行われ、クラスを受け持つ全教員の前で、各自、中学3年生の学習内容に関連した全科目共通のテーマについて論文を書き、発表しなければなりません。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/bd9939f724e8cd …
【直撃】スシロー “ペロペロ高校生” への賠償請求に母が憔悴告白「悪いのは私たちなので…償っていくしかない」
2/4(土)
きっかけは、1月29日にSNSで拡散された動画だ。
動画には、回転寿司チェーン「スシロー」のボックス席に座った金髪の少年が、備えつけの醤油の差し口や未使用の湯呑みを舐めまわして元の位置に戻したり、回転レーン上の寿司に、指につけた唾液を何度も擦りつける様子が映っていた。
翌30日、「スシロー」の運営会社「あきんどスシロー」の親会社である「フード&ライフカンパニーズ(以下、F社)」の株価は暴落。一時は時価総額で170億円が吹き飛んだ。
回転寿司評論家の米川伸生氏が語る。
「今後は、注文品が届いたときだけゲートが開くシステムを導入するなど、当人以外が寿司にさわれないシステムを導入するしかないでしょう」
F社に本誌が問い合わせると、電話がようやく繋がったのは、週末の夕方だった。
「取材だけでなく、お客様からのお問い合わせもたくさんいただいておりまして……。申し訳ございません」
広報担当者は、突如降りかかった “寿司テロ” に、憔悴した様子だった。一方で、損害賠償についてはこう語った。
「刑事と民事両方で訴訟ということになります。犯罪行為ですし、私達も商売のダメージを受けている状況ですので。そういう事実をちゃんと清算していただこうと、法に則って進めていく所存です」
動画の少年の本名や高校名は、すぐにネット上に晒された。本誌は、岐阜県内にある少年の自宅を訪れた。
インターフォンに向かって取材の趣旨を告げると、玄関のドアが開いた。少年の母だ。母は記者が質問する前に、深々と頭を下げた。
「今回は、もう……。皆さんにご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ございませんでした」
長い髪を後ろで束ね、化粧っ気はない。淡い色で統一された装いは地味だが、少年に似て整った顔立ちだ。母は、赤ちゃんを抱きながら取材に応じてくれた。
ーー息子さんの状況は?
「(途切れそうな声で)あと先を考えずに、軽はずみな気持ちでやってしまって……。たぶん調子に乗っていたのだと思います。(息子は)自分がやってしまったことが大変なことになってしまって、どうやってお詫びすればいいのか、混乱している状態です」
ーースシローに謝罪に行った?
「私も一緒に行きました。本人に、相手様方の顔を見て頭を下げてほしかったのと、私たち両親もどうしても謝りたいと思いましたので、無理にお願いして、お詫びをする時間を作っていただきました」
ーー相手方は損害賠償を求めるなど、厳正に対処する方針ですが……。
「悪いのは私たちなので、反省してお詫びをすることと、あちら様や警察の判断におまかせして、償っていくことしか、私たちにできることはないと思っております」
母は記者の質問にさらに答え、「遠いところまでご足労いただき、ありがとうございました」と頭を下げながら、ドアを閉めたーー。
スシロー “ペロペロ高校生” は、日本の教育の失敗ですね?
日本の教育の何が悪いのかと言うと、自分で考える教育をしていない事です。例えば、イタリアの教育では、入学式・始業式・終了式・卒業式がありません。夏休みは3ヶ月もあって実質的な授業期間は年間で8ヶ月程度。一方で、塾もないのにノーベル賞受賞者などのエリートを輩出する教育が行われています。