世界は二つに分ける事ができる。一神教と多神教とにである。一神教は、現在の世界では主流の考えで、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教がそうである。多神教はインドのヒンズー教が代表であり、日本の神道も多神教である。
現在の科学は一神教の元に発展して来た。それは現代科学を推進して来た科学者に、ユダヤ教徒やキリスト教徒が多い事を見れば明らかである。特にユダヤ人は科学の発展に大きな貢献をしてきた。その理由は一神教を信じていたからである。
しかし、一神教に基礎を置く現代科学は行き詰っている。一神教とはつまるところ、世界は一つであるという考えである。世界は一つであるから、神様も一人であると言う考えが一神教である。しかし、現在の科学が明らかにした事は、世界が一つでは説明ができないと言う事である。
その結果、多世界解釈という考えが生まれて来た。多世界解釈とは、世界は一つではなく多数有る、おそらくは無限に有るという考えである。当然の事であるが、世界の数だけ神様の数も増える事に成る。
もちろん、全ての世界を統合した神という考えも有り得るが、そんな事は不可能だというのが現在の科学の考えである。従って、現在の科学が明らかにした事は、一神教の考え、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の考えは、間違っており、ヒンズー教や、日本の神道のような、多神教の考えが正しいということですよね？
